グラフの見方(蓋のモーメントとヒンジトルクの関係)
パワーアシストヒンジ 0°〜15°力が働く方向:閉じ方向、15°〜90°力が働く方向:開き方向

トルク[N・m]

開き角度θ[°]

  • 蓋のモーメント
  • ヒンジトルク合計(カタログ値)
  • ヒンジトルク調整最小値
  • ヒンジトルク調整最大値
  • 蓋のモーメント値 > ヒンジトルク合計 の場合
    蓋は自然落下します(閉じ方向に力が働きます)。
  • 蓋のモーメント値 < ヒンジトルク合計 の場合
    蓋は自然落下しません(開き方向に力が働きます)。
  • 【左のグラフ例での説明】
  • 約15°から、蓋のモーメントよりヒンジトルク合計が上回っています。
    →ヒンジトルク合計が上回っているので、

    15°以降は、「蓋が自然落下しない」状態です。

  • ※ただし、ヒンジトルク合計が上回っていても、その差が大きすぎると、
    「自然に開いてしまう」状態になるため、左記グラフ例の様に、差は小さい方が望ましいです。
  • 0°付近では、蓋のモーメントよりヒンジトルク合計が下回っています。
    →蓋が自然落下する状態です。

    ※本製品はダンパーが効くので、ゆっくり閉まります!

  • ※0°の時に、蓋のモーメントよりヒンジトルク合計が大きいと、 「蓋が浮いている」状態になり、使いづらいと思われます。
    ダンパー内蔵製品ですから、0°付近は、ヒンジトルク合計が小さい状態が望ましいと思います。
  • ※理想通りにならない場合は、重心位置をずらすことをご検討ください。 上記の状態は、あくまで弊社が理想としているものです。
    条件を全て満たしていなくても使用できることがありますので、実機や試験機などでご検討ください。
  • ※不明点などがあれば、お問い合わせください。
  • ヒンジトルク調整最小値/最大値とは?
    →本製品は、±5%の調整が可能です(HG-PA200型、230型の場合)。

    基準値から±5%調整した場合の値をグラフに示しています。

  • 注意点
    グラフは、本製品のトルクのバラつき(±10%)を加味しておりません。
グラフの見方(パワーアシストヒンジ使用時と無しの場合の操作力)

蓋の操作力[N]

開き角度θ[°]

  • パワーアシストヒンジ無し
  • パワーアシストヒンジ使用時
  • パワーアシストヒンジを使用した場合と、使用しなかった場合のグラフです。
  • 操作力がマイナスの場合は、扉は開く方向に力が掛かっています(マイナス値が小さければ、バランスしている状態)。
  • 【左のグラフ例での説明】
  • 約15°から操作力はマイナスになっており、値も小さいため、良い状態と考えられます。
  • パワーアシストヒンジを使用した場合と使用しなかった場合の差も大きく、使用する効果が高いです。
    0°の操作力で比較すると、

    アシストヒンジを使用した場合の操作力:約5N
    アシストヒンジを使用しなかった場合の操作力:約32N

  • 約27Nの差があります。
バランス調整について

【バランス調整方法】

六角棒スパナ(呼び5)でバランス調整ねじを回すことで、蓋の重心に合わせた対応ができます。

【バランス調整時のトルクの変化】

モーメント・トルク(N・m)

開き角度[°]

  • 目盛60
  • 65
  • 70(初期位置)
  • 75
  • 80
  • 蓋モーメント Mu
  • 調整可能範囲
  • トルクピーク角度

蓋モーメントMu > ヒンジトルク・・・蓋は閉まる方向に力が働きます。

蓋モーメントMu < ヒンジトルク・・・蓋は開く方向に力が働きます。