選定ツールさスガくん
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選び方トルクヒンジの基礎知識

選び方トルクヒンジの
基礎知識

さスガくん

トルクヒンジの仕組みや種類、使い方などの基礎知識をご紹介します。
実際の製品選定については、トルクヒンジ選定ツールをぜひお試しください。

トルクヒンジとは?

トルクヒンジとは、開閉中の扉や蓋、カバーを任意の位置で ”ピタッ”と止めるヒンジ(蝶番)です。任意の位置で”ピタッ”と止まることを「フリーストップ機能」と言います。
トルクヒンジを使えば、装置や設備の使いごこちや付加価値を高めることができます。

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「フリーストップヒンジ」や「トルク蝶番」
「フリクションヒンジ」と呼ばれることもあるよ!

フリーストップ

なぜ”ピタッ”と止まるの? - トルクヒンジの構造

トルクヒンジの軸部は、摩擦を利用した構造です。扉や蓋の開閉動作(物体の回転する力)によって摩擦が発生し、フリーストップ機能が働くのです。

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軸部で摩擦が発生するよ

トルクヒンジの構造
ディスク構造

ディスク構造

可動ディスクの間に固定ディスクを挟んで回転させると摩擦が発生します。

カール構造

カール構造

軸に板バネを巻きつけて回転させると摩擦が発生します。

クリップ構造

クリップ構造

クリップで軸をおさえて回転させると摩擦が発生します。

クリップ構造

パイプ構造

樹脂製のパイプに圧入したシャフトの回転。

トルクヒンジを選ぶメリット

1.作業効率UP

ヒンジの力で扉が止まるので、
ストッパー操作不要。

作業効率アップ

2.デザイン性UP

ステーが不要なため、
内部がすっきりします。

デザイン性アップ

3.安全性UP

カバーの落下がなく、安全です。

安全性アップ

トルクヒンジの種類

トルクヒンジの形状

平蝶番・旗蝶番

平蝶番・旗蝶番

もっともスタンダードな形状です。

ブラケット

ブラケット

ヒンジ本体の形状が特殊です。

インサート

インサート

インサート成形または圧入で取り付けます。
ヒンジ本体が外から見えません。

スイベル・多軸

スイベル・多軸

チルト方向、スイベル方向など、さまざまな方向にフリーストップします。

裏蝶番

裏蝶番

表からヒンジが見えないため、筐体のデザインを損ねません。

付加価値のあるトルクヒンジたち

トルクヒンジにはただフリーストップさせるだけでなく、さまざまな「付加価値」を持った製品が多くあります。

ワンウェイトルクヒンジ

ワンウェイトルクヒンジ

持ち上げる方向に
トルクが
発生しない。

通常のトルクヒンジ

持ち上げる
方向にも
トルクが発生。

フリーストップが一方向にのみ働きます。
逆方向はトルクが発生しないのでスムーズに動かせます。

製品例はこちら

調整機能付トルクヒンジ

トルク弱

トルク強

扉の重さや操作感に応じてトルクの強さを調整できます。トルクにばらつきが発生した際、均一に調整できるなど、メンテナンス性に優れます。

製品例はこちら

ディテントトルクヒンジ

ディテントトルクヒンジ

ぴったり閉まる

通常のトルクヒンジ

スプリングバック

閉まり際にトルクを解放するため、スプリングバックが起きません。扉を保持する部品が不要なので、内部がすっきりします。

製品例はこちら

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【スプリングバックとは?】
扉や蓋が閉まりきらず浮いてしまう(はね返り) 現象のことです。

アシストトルクヒンジ

アシストトルクヒンジ

軽々操作

アシストトルク
+
操作力

アシストトルクで軽々操作

通常のトルクヒンジ

操作力のみ

手の力だけで操作

蓋・扉を持ち上げる際、アシストトルクによって通常のヒンジよりも軽く操作できます。

製品例はこちら

使用されるシーン・採用事例の紹介

使用されるシーン

機械のカバーや、モニターや照明器具の角度調整に最適です。
医療機器・工作機械・乗り物・食品機械など、さまざまな業界で活躍しています。

採用事例

機械のカバーや、モニターや照明器具の角度調整に最適です。
医療機器・工作機械・乗り物・食品機械など、さまざまな業界で活躍しています。

2軸トルクヒンジ HG-T30S15 装置のモニターの角度調整に。
HG-T30S15

2軸トルクヒンジ HG-T30S15

装置のモニターの角度調整に。
見やすい角度で"ピタッ"と止めることができます。

トルクヒンジ HG-TA型 好きな角度で蓋を“ピタッ”と止めつつ、閉じている時はヒンジが外から見えません。
トルクヒンジ HG-TA型

トルクヒンジ HG-TA型

好きな角度で蓋を"ピタッ"と止めつつ、
閉じている時はヒンジが外から見えません。

トルクヒンジの選定について

扉に合ったトルクのものを選びましょう。
トルクの強さは製品によって異なります。

トルクの強さは製品によって異なります

扉モーメント

・モーメントとは?

ある点を中心に回転させようとする力の作用のことです。

・扉モーメントとは?

扉がヒンジを回転させようとする力です。トルクヒンジのトルク値が、扉モーメントより高くなければ扉はフリーストップしません。

扉モーメント トルクヒンジのトルク値が、扉モーメントより高くなければ扉はフリーストップしません。

トルクヒンジの
トルク値

扉モーメント

トルクヒンジの
トルク値

扉モーメント

トルクヒンジの許容差

選定の際には、トルクヒンジのもつ値のバラつき(許容差)も考慮して計算する必要があります。
例えば、トルク値が3N・mのトルクヒンジに±20%の許容差がある場合、下限値のトルク値は3N・mを-20%した値 =2.4N・mとなります。仮に扉モーメントが2.5N・mだったとすると、下振れ時には扉がフリーストップしない場合があるということです。

扉モーメントの詳しい計算方法については「基礎知識 重心やトルクの考え方」をご確認ください。

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製品選定や計算がめんどくさい...そんな時には「トルクヒンジ選定ツール」がおすすめ!
開き方や寸法を入力するだけで条件に合う製品を選定するだけでなく、モーメントや操作感のグラフも確認できます!

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